エリザベスタウン
出演:オーランド・ブルーム、キルステン・ダンスト、スーザン・サランドン、アレック・ボールドウィン
監督:キャメロン・クロウ
「バニラ・スカイ」「あの頃ペニー・レインと」「ザ・エージェント」のキャメロン・クロウ監督作品。元「ローリング・ストーンズ」誌の音楽ライターだったクロウらしく、本作も音楽が果たす役割が大きい。(「あの頃、ペニーレインと」は、本人の音楽ライター経験を元に作られた映画)。どのように音楽が絡むかは見てのお楽しみだが、ヒロインの「誰でも一度は旅に出るのよ、好きな音楽を連れて」という言葉で、主人公は様々な思いと、それにピッタリの音楽を連れて、あぁ・・・言えない(笑)。
ドリュー(オーランド・ブルーム)は、大手シューズメーカーの売れっ子デザイナーだが、全社をあげて発売した新製品は大失敗に終わり、彼は責任を取って会社を去ることに。その失敗取り上げられた雑誌が店頭に並ぶのは4日後。そんな屈辱と堕落は耐えられないと自殺を図ろうとするのだが、その時に、父が亡くなったとの知らせが来る。急遽父親の育った故郷を訪ね、故郷の人々と葬儀の準備を進めることになる。その故郷に行く途中のフライトで出会うのが、スチュワーデスのクレア(キルスティン・ダンスト)。遠慮のない明るく積極的な彼女のキャラは、いつしか傷ついたドリューを癒していく。彼女だけではなく、父の故郷の人々や家族との絆をもう一度構築しなおすことで、彼は生きることに対する考えを改めるようになる。
ちょっぴりロード・ムービーで、ちょっぴりヒューマンドラマで、ちょっぴりラブストーリーです。これを盛りだくさんと捉えるか、どの要素も中途半端と捉えるかは観る人次第。ストーリーは温かくて面白いのだが、やや展開が走りすぎちゃって入るような気がして、もう少し、それぞれの個性溢れるキャラたちの位置付けをはっきりさせてから物語を展開させていくべきかなと思った。そのせいか、やや腑に落ちないような、不自然に感じるような展開が随所にある。だが、全体的に伝わってくる人間の温もりみたいなものは、十分に描かれており、心が少し疲れているような人には(自分も含め)、かなりオススメです。
オーランド・ブルームは頑張ってます。爽やかな好青年を演じているのだが、やや軽い感じもしてしまう。でも、かっこいいですね。一方で、キルスティン・ダンストは、それほど可愛い系ではないけど、この映画の中では、かなり可愛いです。かつてのメグ・ライアン的なキャラを髣髴とさせる、おはしゃぎキャラです。キュート、という表現を使うのかな、こういう時は。もう少し、物語の作りにイイ意味での「重たさ」を加えてもらえれば、間違いなく★は5つです。(けい)[オススメ度:★★★★]
« フォーガットン | Main | グラディエーター »

Comments